FXの基礎の基礎

そもそもFXってなんなの？という方向きの基礎の基礎を簡単にまとめた記事になります。

FXとは外国為替保証金取引のこと

「Foreign Exchange」のを略してFXといい、厳密には外国為替取引を指すのですが、広く一般的にFXというと「外国為替保証金取引」のことになります。

専門的な話は専門家の方が詳細に解説しているサイトがたくさんありますのでここでは省きますが、簡単に言うと「海外のお金を売ったり買ったりする」事だと考えてもらえれば問題はありません。外国為替は価格が常に変動しているので、売買時の差額で利益を狙うのがFXになります。
「保証金」というのは、いくらかのお金を担保にして、それ以上の買い物をするイメージです。価格が常に変動しているといっても、大きな変動が常にある訳では無いため、レバレッジ（てこの原理）と呼ばれるルールで、持っているお金以上に取引できるようにして、利益の最大化を狙うわけです。このレバレッジが、FXがギャンブルだと言われる原因になったりもするわけですが、日本の個人は法律で25倍まで（2022年3月時点）となっているため、一定以上のリスクは負わないような仕組みになっています。
※リスクがない訳ではなく、損をする可能性も当然あります
ここまでの説明を、FXの名称を元に簡単に表現するとこんな感じですね。

レバレッジ

レバレッジについて上の項目でも簡単に説明しましたが、リスクを増やすルールでもあるのでもう少し掘り下げて説明します。

例えばアメリカの1ドルがいま100円で、あなたは10万円持っているとします。普通にアメリカドルを購入した場合、10万円で1000ドル購入できますね。
1000ドルを10万円で購入したあと、1ドルが99円の時に売れば1,000円の損失、101円の時に売れば1,000円の利益が手元に残る訳です。
さて、同じ条件でレバレッジが日本の法律通り25倍で10万円分取引していた場合はどうなっていたでしょうか。

25倍ですから、手元にある10万円で250万円分の取引ができるのです。つまり、25,000ドルも買えてしまいます。レバレッジを最大まで活かして25,000ドル購入した場合、1ドルが99円の時に売れば25,000円の損失、101円の時に売れば25,000円の利益が手元に残る訳です。
この場合、手元にあるお金は10万円なわけですから、相場が急に4円変動したら、手元の10万円が無くなってしまうか、倍になります。
実際の相場では5円、10円と相場が急変することがありますから、なるほどギャンブルとの言い分ももっともです。

しかし、等倍（レバレッジ無し）での取引では大きな利益を簡単に望めないのも一つの事実で、大切なのはこのレバレッジの仕組みをしっかりと理解し、うまく活用していく事が重要なのです。25倍まで可能だからといって、25倍である必要は無いのです。

ちなみに私は規制強化されるまえの100倍、200倍のレバレッジでFXをやっていた事があり、相当痛い目を見ました。高レバレッジは二度とやりません。

スワップ

もう一つ、スワップというものについて簡単に説明しておきます。

日本はかなり長い間、銀行にお金を預けても金利がほとんど状態が続いていますが、他国は違います（もちろん国によって違います）。
FXでは外貨を持つ訳ですから、日本よりも金利が高い国の通貨を持てば毎日金利が貰えるのです。それがスワップです。
レバレッジを掛けて数倍の外貨を保有した場合、当然このスワップも増えますので、長期保有することでスワップによる利益を狙う方もいるのです。